紅茶の資格

毎年、同じ味の紅茶が楽しめるのは何故なの!?テイスターとは!?

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テイスターとは!?

多くの紅茶ブランドは、自社ブランドを世界各国に販売展開しているが、品質を維持しつつ、同じ味を毎年提供し続けられるのは、テイスターと呼ばれる人たちの影響力が無視できない。

このテイスター、正確にはティーテイスター(別名はティーブレンダー・紅茶鑑定人)と呼ばれる職業の人たちの事であり、最終的に機械の手によって行われる茶葉の品質均等化の方向性を決定づける存在である。

茶葉の味というものは、生産地の状態に大きく左右され、風味や色合いに偏りが生じやすく、テイスターはこれらの偏りが生じないよう、世界中から集められた茶葉の状態を把握したうえで、ブランドのボーダーに適うブレンドを行っている。

さらに、消費者地域によって微妙に好みが変わっていることも加味した上で、各消費地域に見合ったブレンドを考案して最終決定することで、茶葉たちはブランド商品として市場に出荷されているのである。

テイスターたちは日々50~60杯の利き茶を行い、茶葉の風味や色合いを頭にしっかり叩き込んだうえで、さらに必要であれば、新たなブレンドを行うという超人的な仕事ぶりを日常的にこなしている。

しかし、アルコールは摂取しない、テイスト前は刺激物の摂取は控える、などの縛りはあるものの、テイスターたちの日常はとても質素であり、一般の消費者目線を常に行う事が求められている。

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テイスターの歴史

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さて、テイスターの歴史は19世紀以前にまで遡ることができ、当初は別名にある通り、ただの鑑定人としてお茶の良しあしが分かればよかったのだが、紅茶自体が商品価値を帯びる19世紀に必要性が変わり、西洋の人たちが紅茶に対して、

次第に高品質の茶葉をできるだけ安定的に供給できるよう、輸入先の東洋の茶葉生産地に求めるようになって、結果テイスターには輸入された茶葉を適切にブレンドして、その商品価値を高める役割が必要とされるようになった。

今日有名な紅茶ブランドが欧州に生まれたのは、実はテイスターたちの地道なブレンドの積み重ねの結果であって、彼らが紅茶ブランドを確立した影の立役者であると言っても過言ではなく、このようにテイスターは紅茶ブランドに欠かせない存在となっているが、

日本ではまだ数えるほどしか存在せず、希少価値ゆえに現在では、彼らがブランドの保証人のような役目を背負って、会社の広告塔としてさかんにメディアに宣伝されているということもある。

さらに最近では、各会社がテイスターを確保するため、自前で養成制度を作って(伊藤園など)、女性のテイスターも出現するなどしているのだが、21世紀になってから、テイスターたちの役割はさらに変化しつつあると言われている。

20世紀までは高品質のお茶を安定供給する役目を任されていたが、「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」と歌われるようになった21世紀において、消費者の価値観が多様化し始めた。

これによって人々は、世界に一つだけの紅茶を求めるようになり、テイスターも消費者一人一人にオリジナルブレンドを提供するブレンダーの役割を担うようになってきたといわれている。

鑑定人(19世紀)⇒ テイスター(20世紀)⇒ ブレンダー(21世紀)と、時代ごとにその役割のウエイトが大きくなっているテイスターであるが、縁の下の力持ちであった彼らに、ようやく時代が真っ当な評価をし始めたとみるべきであろう。

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