紅茶雑学

【紅茶雑学】オレンジペコの事を分かりやすく解説してみました!

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オレンジペコって何!?品質!?

ありがちな間違いの一つに、茶葉を摘み取った部位と細かさの指標でしかない「等級」を、品質や風味の基準だと勘違いしてしまう人が少なくありません。

この間違いが多くて困ったという感想を、カフェを開いている方や紅茶販売店に勤める人がブログなどで度々報告しています。

そして数ある「等級」の名前の中でも、「オレンジペコ」と呼ばれる「等級」の名称は、紅茶ブランドである「トワイニング」「ルピシア」などの商品名に登場したことで、

本来の意味とは全く違うイメージをもたれてしまっています。

中にはオレンジ味の紅茶だと勘違いしている人もおられます(汗)

オレンジペコのオレンジとは!?

「オレンジペコ」の「オレンジ」は、『オレンジ味の風味の香料が添加された』という意味ではなく、『抽出するとオレンジのような鮮やかさの色合いが出る』という意味合いであり、飲む前に茶葉を鑑賞する習慣があった欧州貴族時代の名残だと言われています。

ちなみに「ペコ」は元中国語であり、茶葉の新芽に生える産毛を指しているのだそうですが、この言葉を今の中国の人に言っても、最早通じない(正しくは「パイハゥ」らしいです)と言われています。

紅茶が中国の福建省から英国に持ちかえられて欧州に広まった際、紅茶の茶葉を英国人に渡した中国側の人間が「パイハゥ」を「ペホー」と訛って伝えた為、

それを聞いた英国人は「ペコ」と解釈してしまって、それが欧州で広まってしまったという、言葉の伝播のお手本のような歴史があるからです。

では何故、「オレンジペコ」がこのような色加減になるのかと言えば、「オレンジペコ」は新芽である「ティップ」の次に若い茶葉だけを重点的に摘み取った物ですから、

茶葉に含まれる「カテキン」は、その下に生える成長した茶葉よりも若干少なめであり、抽出した際のお茶の色合いが薄いがために、赤茶の色素が薄まって鮮やかなオレンジ系に見えるかららしいのです。

この紅茶のカテキンの含有の多さ少なさは、そのまま紅茶のコクに直結しているだけでなく、その紅茶がミルクに合うのか、将又ストレートで飲むのが相応しいのかという、味の見極めの指標にもなっています。

オレンジペコはミルクティー向き

「オレンジペコ」の場合は、ブレンドされた茶葉の種類と配合の度合いにも因るのですが、「アッサム茶」や「ケニア茶」と言った、渋みがなくて尚且つミルクティー向きの部類になるのだそうです。

ですから、「オレンジペコ」と名前がある紅茶の商品は『薄味でミルクティー向きである』と解釈しておけば、まず間違いはないでしょう。

では、この「オレンジペコ」という名称は、会話の中でどのような形で使用すれば恥ずかしくない使用法となるのでしょうか?
一番良い流れとしては「○○の時期に収穫した○○産のオレンジペコが好き」あるいは「○○のブランドのオレンジペコが好き」と言うような使い方がベターと言えるでしょうか。

紅茶と言うものは、収穫の時期や収穫した産地によって、風味が驚くほど違うと言う特徴を持っています。

また、ブランドが異なれば当然紅茶のブレンドも変わってきますので、同じオレンジペコと名前が付けられた商品でも、ブランドが異なれば中身が全く異なる別物であると解釈しておかなければなりません。

つまり最初の方で触れた「トワイニングのオレンジペコ」と「ルピシアのオレンジペコ」は全くの別物だという訳ですね。

最も、最近では茶葉のカッティング方法や摘み取り方法の進化と発達もあって、「オレンジペコ」を含めた「等級」という指標もまた過去の物となりつつあります。

「オレンジペコ」という名称が現在のような意味合いを持ち続けられるのかは、正直に言って誰にもわかりません。

もしかしたら「等級」という指標そのものが時代遅れになって紅茶業界の中で完全に使われなくなれば、「オレンジペコ」と言う名前もまた、単なる一つの商品名となる時代が来るのかもしれません。

それだけ、紅茶の世界の言葉の意味の変質と言うものは、速いものなのです。







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