紅茶雑学

ミルクティー発明の謎に迫る!!!

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koumil今日では当たり前に見られるものでも、その起源を探っていくと、案外わからない謎めいたものが存在しています。
ミルクティーもその一つです。
ミルクティーを発明したのは英国人と言われいます。
なぜなら、英国式のミルクティーは唯一、紅茶に砂糖とミルクを一緒に入れるからで、他の国ではみられないからです。
では、本場のミルクティーは一体どのような経緯で生まれた物なのでしょう。
お茶に乳製品を添加するという習慣は、チベットのバター茶など、実は大昔から存在していましたが、これらの習慣が即、ミルクティーに繋がったのではありません。
実は英国では、ミルクは調味料の一種と捉えられていて、現在でもミルクを単体で飲む人は少数なのだそうで、つまり紅茶に添加するという考えは中々生まれなかったようです。
歴史を遡ると、紅茶にミルクを入れる前に砂糖を入れる方が先だったと言われています。
お茶と砂糖を初めて英国に持ちこんだのは、当時独立したばかりのポルトガルの王女で、1662年位イングランド王チャールズ二世と結婚したキャサリン・オブ・ブラガンザだと言われていますが、実はこの頃のお茶は未だ緑茶あるいはウーロン茶であり、完全に発酵したお茶ではなかったようです。
紅茶が発明されたのは大体18世紀ごろで、英国庶民が紅茶+砂糖の飲料を常飲するようになるのは、奴隷貿易によって砂糖と紅茶が安定的に欧州に供給されてから少し経った19世紀まで待たねばなりませんが、実は市民に紅茶が普及する以前に、お茶にミルクを入れた事例は欧州に少数ですが存在しています。
例えばフランス文芸サロンの元締めであったラ・サブリエール夫人は1680年にミルクを温めるために熱いお茶を混入した事があったそうですが、この当時はウーロン茶であり、用途も温めでしたので、急場しのぎの応急処置だったに過ぎません。
従って、何時頃ミルクティーが発明されたのか、正直確定していないのが現状なのです。
ただ、考えられる中で一番有力なのが、名もなき一般市民だったという説です。
19世紀に英国で爆発的に普及した紅茶の品質は、一般市民向けにはお世辞にもあまり良くない茶葉から抽出した紅茶だったと言われており、そこに調味料的な意味合いと容量を増やす意味合いでミルクを混入するという発想が生まれ、これが予想外に相乗効果を発揮して、気が付けば上流階級に逆輸入されたという話です。
憶測でしかありませんが、兎にも角にも、英国式ミルクティーは英国人の伝統的飲料とまで位置付けられ、最近までミルクが先か紅茶が先かという論争まで行われていました。
ちなみに、2003年の9月に王立化学協会が論文を発表し、ミルクティーは先にカップにミルクを入れるのが正しいそうです。

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